所有者が亡くなった事故車
自動車事故において、その状況によっては事故車の所有者が亡くなってしまっている場合があります。
また事故に関係なく所有者が亡くなっているケースも「中古車」には存在します。
当然、このように特殊なケースでは、通常の自動車買取、廃車手続きとは異なる制度を適用しなければなりません。
もちろん、所有者が亡くなっているからといって、売りに出すことが禁じられるわけではありません。
廃車処理も可能です。
そこで問題なのは、自動車の価値をめぐる金銭面の話です。
遺産相続と呼ばれる話し合いがもたれ、どのような扱いをするのかが決定されます。
その記録を抜きに処分をすることはできません。
証明として「遺産分割協議書」の提出が求められます。
自動車のような高価なものを扱う場合、その「遺産分割協議書」によって相続権が誰にあるかを明示してからでないと、中古車買取に出すことも、廃車処分にすることもできないのです。