解体が必要な事故車
たとえば大部の損傷が見られる事故車は、買取をする目的で、解体が行われる場合があります。
解体するほどの廃品なのであり、多くの人は疑問に思うのではないでしょうか?
そんなものに一体どんな価値があるのだろうと。
たしかに走行することはできない廃品であっても、パーツにおいてはすべてがだめというわけではなく、鉄としての価値を抜き出したり、何か抜き出せるものがあると事故車を積極的に評価する機関は数多く存在します。
しかしながら、「解体」を伴う自動車の廃車手続きがたいへん難しいということも事実です。
まず解体作業そのものを個人が行えるのではないため、専門の解体業者に依頼することになります。
これにより、自動車の「移動報告番号」や「解体報告記録」のメモ等の必要書類も入手し、手続きを行います。
そうした中、陸運局への「登録抹消」手続きがあります。
陸運局は平日しか開いていないのが基本で、手続きには専門的な用語が用いられるため、一般の人間には不向きであると言えます。
多くの問題があり、「解体」を伴う廃車手続きは、廃車業者が代行して行っている例もあります。
もともとパーツにおける価値を見出すのは廃車業者の専門であり、代行にはメリットが多くあります。